追っかけ日記 - 2012 US FALL TOUR
西村位津子
日程:
10/17 大阪-サンフランシスコ
10/18 サンフランシスコ
10/19 バークレー
10/20 サクラメント
10/21-22 帰国
<出発前>
また見に行きました。
公演2か月半前「SFに見に行くよ、チケ発売は明日だよ」
と友人からメールが届き、勢いで私も行くことにしました。
旧知のボブ友も誘い、一緒に行くことに。
日程と移動を考えてもベスト。
(土日を挟めば、仕事の休み3−4日で3−4公演行ける)
アルバムの噂があったから、新曲も聴けるかも!
bobdylan.com のチケットプレセールで購入。
イイ時代ですわ。
結果的に新曲はなかったけど、そんな事は吹き飛ぶほど
信じられないくらいボブも調子が良かった、渡米して良かった。
息子の運動会と重なってて焦ったけど、なぜか
運動会の日にちが変更になりセーフに・・!
この旅行、いろいろプチトラブル・不安要素あったけど、
家族と職場の理解のおかげもあり、
すべて良い方向に転んだ・・
人間万事塞翁が馬ツアーです。
2012/10/17
<サンフランシスコ初日>
Bill Graham Civic Auditorium
San Francisco, California
飛行機が遅れてホテルに当日16時前に到着。
ラッキーにも、プレミアエコノミーにアップグレードされてたから助かった。
現地集合のボブ友には連絡付かず、初日から不安・・。
ドコモの何かが悪いようだ・・。
でも一人で観光してたらしく、これも良かった。
ホテルで一休みもそこそこに、出発。
サンフランシスコは都会で、店も地下鉄も
大阪とたいして雰囲気も変わらず、
19時半に会場についても
本当にボブが見れるという気持ちにならなかった!
ノップラーのセット
Mark Knopfler San Francisco Oct 17, 2012 ← Youtube動画 この曲JohnBrown に似てる
サンフランシスコの会場はツアー唯一のスタンディング(General Admission)
入ったら、ノップラー。
客席には、ほとんどまだ観客は入ってなかったが
舞台前 7-8列はきっちり詰まっていた。
気を落ち着けるため、グッズを見たり
バースペースでくつろぐ。
ボブがでてきそうなのに、落ち着かない・・
隣の人がビールこぼしたのに気を取られながら
なんとか前に場所取りしようとする。
座り込んでるおじいさんがいる前のスペースが空いてると思って、
ちょっと前に進むと、横の連れの男性から叱られた。
おじいさんは僕の父親なので注意してほしい、
ちゃんと尋ねてくれたら場所は譲ってやらなくもないのだから!
そうか!アメリカ流なのか。
日本じゃスタンディングライブは、満員電車並みキツキツで、
無茶な場所取りも無言で無理やりが主流だけど
満員でも、押し合いへしあい状態にはならないし、
アメリカ流ルール、交渉とコミュニケーションが支配していたのだ!
叱られへこんでいると突然ギターの音が!
もう登場紹介文句はない。
クラシックのテープとか、例のお香(ナグチャンパ)もない。
21時過ぎ、15分くらいか?
ボブは白い帽子。舞台は暗め。
10/17 セットリスト Bob Links
舞台には5−6本照明が立ってる割に、
全体的に異様に暗い。
2mくらいのアメリカ人に前をふさがれ、
はっきり言って誰がギターを弾いてるかも見えない。
あとで友人にも聞いたが、2階席からも
真っ暗な中、RiverFlowのギターの音と共に、
皆順番にぞろぞろ登場してきたとしか見えなかったらしい。
翌日わかったが、Riverflow ギターイントロは確かにスチュ。
ボブは、つばの広い白くて高級そうな帽子をかぶっている。
水玉シャツに黒いスーツ。上着の丈が長い。
アレンジはパーフェクト!でも、バンドは
定位置からほとんど動かない。
ボブから目立つな、とでも指令がでているのか???
チャーリーなんか、いつもうろうろしてたのに。
ボブはピアノにずっと固定。
Things Have Changed でボブがついに舞台中央に移動
マイクを持ってゆらゆら踊っている
ハープ吹くときにシャツの衿元まさぐってから、おもむろに吹くのも良かった。
この日は気づかなかったが、これからこの曲が毎日
ボブの前半ハイライト曲となるのである。
October 17, 2012 Things Have Changed ← DailyMotionの動画
Tangled Up In Blue
よく聞き取れないが、新しい歌詞を歌っている。即席なのか?
この舞台中央2曲はかなり良い。
基本マイクを手に持って歌うのに
マイクスタンドから、マイクをはずしたり
戻したりを、何度も何度も繰り返すボブ。
また戻そうとしてコードが邪魔して
うまく戻せなかったりしてる。
そして、そのせいで歌詞の出だしが一瞬遅れたりしている。
そして、ハーモニカ用のマイク
(何かわからない三角形の白い物体がついてデカイ)
この2本のマイクを両手にもったり、置いたりして歌うボブ。
その合間にユラユラして、マイクのコードを指でつまんだり
ちょこちょこ不思議な歩き方。
後半ハープと不思議ないつものピアノリフ冴える。
Cry A While
この曲は昔から大好き。
でも実は最初ヒューストンかと思った。
このあとJoeyのイントロが!
あのイントロ!
まさかこの曲聞けるとは。
ボブはピアノで淡々と歌う。
意外にも、観客はそんなに盛り上がらない!
ピアノにボブは夢中なようで
ほとんどピアノに座って、かなりリードを取って
ピアノの音もかなり大きくなっている。
Forgetful Heart は、ピアノも
ハーモニカも悲しげで良かった。
物悲しい曲調からして、ピッタリ、もっと長くハーモニカ吹いていいのに
曲の後半がアっさり終わること多く、それが物足りない。
Highway も Thunder もボブのピアノは良いのに
ギターの二人が参加してこないのが不自然であった
もっとできるやろうに・
ミスタージョーンズ
貫禄の安定感。
手の動きも良かった。
あのボブの影が大きく伸びるライティングはなく
大げさなエコーがオドロオドロしい。
日本公演の素晴らしさから、この曲はもう二度と悪くは思えない。
とちゅうのベースも好き。
ボブが変な抑揚強調する歌い方も大好き。
とちゅうでボブは吹いてないのにハーモニカが聞こえる
と思ったら、私の横のおっちゃんが持参のハーモニカを吹いてた。
かんべんしてほしい。
アメリカってこういう人いるよな・・・
October 17, 2012 Ballad Of A Thin Man ← DailyMotionの動画
あとはいつもの Rolling Stone と Blowin'
かなり満足。
いつの間にか3列目あたりまで前に来れたし。
初日にしたら,上々である。
San Fransisco - October 17.2012 ←SoundCloudの録音 /BAZさん
←会場外。横は市庁舎
観客の中に
日本人ぽい人を何人か見かけたから
知り合いかと思いしゃべろうと思ったのに
もうどこに行ったかわからなくなった。
ボブ友が最前列の人に、何時から並んだかを尋ねている。
私が聞いた最前真ん中の女性はVIPチケットの人らしい。
優先入場できる高額チケットだ。
GAでもあるのか・・
いっぽう、その横の彼は朝8時から並んだらしい。
やっぱそうか。
ボブの出来について意見を交わすと、今日はそうよくない、という。
何だその余裕は・・
私らは興奮しすぎて色々言ったが、その彼Mさんいわく
ボブが最後に立ち去る前、ボブは両手を広げて掌を上にして
笑顔がなかった、僕の顔を見た、目が合った、
そしてすごく素早く帰って行った。
これは良くないサインだ。
良いときのボブはもっとゆっくり観客を見渡す。
二階席も見渡す。
説得力がある。
色々しゃべって、明日また会おう、といって別れた。
Mさんはペンシルベニア州からきたボブ追っかけで、
バークレーまで見て帰るらしい。
ハードな一日で充実してた。
翌日に続く。
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2012/10/18
<サンフランシスコ二日目>
Bill Graham Civic Auditorium
San Francisco, California
二日目
朝8:30から列に並ぶ。
18:30まで10時間並んだことになる。
気候もよく日陰でよかった。
前日3列目程度まで行けたので、結構満足していたが
やる気になっていたボブ友に言われるまま、朝食も食べずに出発。
カフェでベーグル買い、道みち食べる。やっとアメリカぽい。
ここから行列の話。興味ない人は飛ばしてください。
←10:00くらい
2人だけいたそれらしき人に
「ボブ・ディランに並んでいるのか?」と聞くとそうだという。
私らは3、4番目だ。
これで一列目は確実であろう。
アラフォー?のお姉さんが1番目、2番目は24才の男の子。
さすがアメリカ人で、社交的に色々話しかけてくれる。
片言で話し続けるがかなり疲れる。
しかし、このコミュが大事なのだ。
この努力で仲間意識も芽生え、
列を離れても場所をキープしてくれるのである。
実際交代で、近所ウロウロプチ観光したし
食事もとった。
私はホテルにいったん帰りさえした。
ホテルのWifiなら通話料無料でiPhoneのFacetime(テレビ電話)ができるので
子供に電話して安心させるのである。
いい時代だ・・。
というわけで意外とあっという間。
←15:00くらい 警備がきた
行列に並ぶ人たち同士は
当然皆ハードコアファンなので顔見知り。
アメリカ人なら追っかけも簡単だし・・
1番の姉さんは車でボブ西海岸ツアー追っかけしてるが、この週末は
ブリッジ(ニールヤング主催のベネフィットライブ)を見るらしい。
アメリカ人はいいなあ。
2番のD君はボブの日本盤をebayで集めてたが、震災の後
出品がなくなって買えないらしい。(悲しい話だ)
私が送ってあげるよ、といって話をしてると
実はFacebookですでに2年前から友達だった!
ディランつながりで友達になっていた!
5番目のJさんは2010日本ツアー、
2011アジアツアーも追っかけしてて
共通の知人がいっぱい。そらそうか。
←18:00くらい 4列にされる
VIPチケットの人が優先入場の列に並び始めた。
日本からきた知人NさんもVIPだった!
鏡でボブが見えにくい、という話を教えてあげる。
舞台の上の鏡でボブが見えにくいので、どの位置に場所取りするのかが重要。
1番の姉さんについてくことにして入場を待つ。
どきどきである。
チケットのバーコードをスキャンしてもらいダッシュ。
でも走るなといわれる。そんな時クツが脱げた!コントかよ・・・。
1番姉さんとD君の間になんとか入るが、後ろに押し出される形で2列目に!
10時間ならんで2列目かいな。
一列目をよく見ると異様に大きくスペースを確保する若者がいて、隣のD君を責めだした。
「彼女らは日本から来てるのになぜ親切にしてやらないんだ」
どうもその若者が幅取りすぎのようだが異様にハイテンションでD君を責めてる様子は
ちょっとかかわらないほうが良さそう。
色々疲れ、とりあえずトイレへ。
ロビーで日本人知人2人と会い、日本語で話す。もはや日本のようである。
元の場所に戻るとD君は意気消沈。
隣の若者に文句を言われてつらそうである。気にするなよ、というと
ボブのとき僕の横に入っていいという。良い人だ。
矢印のとこらへんが私らのいた場所(10/13-18ボブのニュース)
ノップラーも一列目でガッツリみた。
(変な若者がノップラーの時だけ入れてくれた)
演奏はめっちゃいいが、なんせ疲れで眠くなる。やばいところだった。
ノップラーは70分。
ボブのセットチェンジ。
変な若者の友人らが3人も、割り込んできてブーイングされてた。
でも話したりしてターキー食べたり(持ってきてた)
周りと仲良くなってた。
ショウが始まるまでも、緊張感たっぷり。
鏡が来た!
女の子のスタッフが二人いて、彼女らが鏡担当。今日の鏡は2枚。私らはベストスポットだ。
ピアノより舞台袖側、ボブの足の動きもよく見える!
鏡が干渉しないので、舞台中央に来た時のボブもよく見える!
鏡は結構デカイ(10/13-18ボブのニュース)
10/18 セットリスト Bob Links
あまりにボブ側なので、ボブしか見えない!なんといっても顔や体の動きがはっきり見えて面白い。
1,2曲目はうっとりしてる間に過ぎた。
Thingsでボブの手がえらく派手に動き出した。
よくわからん決めポーズを決めまくった。
マイクを右手に持って、左手でマイクのコードをひらひらさせたり
左腕を伸ばして、掌だけ観客に見せるような感じ。
とにかく左手だけであの表現力はすごかった。
私とボブ友ともう一人の女の子、3人の女性が一列目で叫んでるのが面白かったらしく
こっち向いて異様に楽しそうにポーズを繰り返す。
(近寄るなポーズを楽しそうにするのをイメージしてください、キメ顔で)
膝くねらす → 足を大きく広げてポーズ → ちょこちょこ歩く → 腕を伸ばしてポーズ
を歌いながら繰り返し。
次のTangled Up もノリノリでハーモニカ。
途中からピアノに戻ってがんがん歌う。
弾きながらも、ちょいちょい観客(左方向)みて手でポーズ。
腰に手当てたり、左足を開いてお腹に手当てて、目をむいてみたり。
なんせ意味はわからないけど盛り上がる。
イヤー良かった。と思ったら1番目姉さんがわざわざGreat!と声を掛けてきた。
そう言いたくなるくらいこの2曲良かった!
Tangled Up in Blue ← Youtube
Tweedle Dee & Tweedle Dumでもポーズブーム続き、
だんだん私らもポーズごとにキャーキャーいうの疲れてきた。
正直右手だけでピアノちょっと弾いてみて、どや?みたいにされてもな。
ボブのことは好きやけど、やりすぎやん。
High Water ← Youtube
Hard Rain、High Water、ピアノが合う曲素晴らしかったけど、
なんといってもChimes Of Freedom には感激。
聞いたことあるけど、この曲何?
あのすごくいい曲・・・
(ボブが Flashing!と歌う!) フラッシング! あの曲か!
ホントに、この瞬間がボブ追っかけの醍醐味ですわ。
しかも歌詞をしっかり歌うボブ。
サンフランシスコ来てよかったですボブ。
Chimes Of Freedom 生で聴けるとは。
後半もボブは飛ばして
Love Sick以外は毎日一緒の曲でも、全ての演奏が良いときのボブだった。
最後に観客の拍手にこたえる例の瞬間も、二階席まで見渡してました。
続く
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