以下、新譜情報雑誌 ICE の2000年5月号による新譜情報です。

• John Oszajca のニューアルバム From There To Here に Where's Bob Dylan When You Need Him ? という曲が収録 (参考: CDNow サンプルあり)
• ケヴィン・キニーのニューアルバム The flower and the knife に Hollis Brown と I shall be released のカバーが収録
• 2000年7月全米発売サウンドトラック Steal this movie にジョーン・オズボーンとジャクスン・ブラウン によるMy back pages のカバーが収録
• 2000年7月11日全米発売、R&Bアーティストのコンピレーションアルバム Rhythm & Spirit にノナ・ヘンドリクス の Gotta serve somebody が収録

(みかわさんに感謝)

bobdylan.com はフィル・レッシュと行う夏の共同ツアー日程を公式発表しました。今回もアメリカ国内の公演チケットについては bobdylan.com と GDTS TOO で優先発売される予定です。ボブ・ディランのツアーは現在のところ、5月に欧州で18公演、6、7月北米にて30公演が予定されています。詳しくは Bob Dates へ。

2000年5月15日ストックホルムで ポーラー賞の授賞式が行われますが 夜の部では今年度の受賞者ボブ・ディラン又はアイザック・スターンが演奏を見せるのではと期待されており、地元スウェーデンではテレビ中継も予定されています。(参考：2000/1/16のボブ)

(リンドストロームさんに感謝)

2000年4月22日読売新聞夕刊（大阪版）に掲載された紋切り型記事 60年代のヒーロー は長島茂雄、ビートルズ、ボブ・ディランを並べ、新刊「ディランを聴け!!」(中山康樹著、旬報社、\3,000円, ISBN4-8451-0620-5) の紹介をしています。

rec.music.dylan /HWY61-L の投稿によると、オーストラリアで12組のミュージシャンがボブ・ディランの曲をカバーした 15曲入りのアルバム 'The Woodstock Sessions: songs of Bob Dylan'(#RHY 104) が発売されています。

2000年4月20日、ベストアルバム「The Best Of Bob Dylan vol.2／ザ・ベスト・オブ・ボブ・ディランvol.2」(SRCS2305）\2520（税込）が6/21発売予定と Sony Music Entertainment の ボブ・ディラン・ページで発表されました。収録曲はノルウェー盤と同じと思われ、詳細は不明ですが「日本盤のみのボーナストラック1曲」が収録されるそうです。

「今後リマスター盤、トリビュート盤、そして来年にでるであろうニューアルバムと久々にプロダクツも充実しそうな気配である。」との文面は魅力的ですが、具体的な名前や日付はありません。発売延期されたままの絶版中アルバム「ディラン」リマスター再発売の日付発表が待ち望まれます。

(原田さんに感謝)

2000年5月2日 Sony Music Norwayはシングル Things have changed を発売します。 rec.music.dylan /HWY61-L の投稿によると 新譜情報雑誌 ICE 5月号は、ボーナストラックとして昨年1999年のライブ録音2曲 Make You Feel My Love と Song to Woody が収録されると伝えています。

また同じく5月8日にはベストアルバム The Best of Bob Dylan vol. 2 が発売予定です。 ライブ版 "Blowin' In the Wind"と "Highland" 収録CDがセットになった 限定盤も同時発売されます。ベスト2の収録曲目は以下の通りです。

1. Things have changed 5:25 (Single - Wonder Boys soundtrack) 1999
2. A hard rains a-gonna fall 6:42 (The Freewheelin' Bob Dylan) 1963
3. It ain't me babe 3:30 (Another Side of Bob Dylan) 1964
4. Subterannean homesick blues 2:21 (Bringin' it All Back Home) 1965
5. Positively 4th street 3:20 (Single/Greatest Hits 1) 1967
6. Highway 61 revisited 3:15 (Highway 61 Revisited) 1965
7. Rainy day women #12 and #35 4:33 (Blonde on Blonde) 1966
8. I want you 3:06 (Blonde on Blonde) 1966
9. I'll be your baby tonight 2:33 (John Wesley Harding) 1967
10. Quinn the eskimo 2:43 (Greatest Hits 2) 1971
11. Simple twist of fate 4:18 (Blood on the Tracks) 1975
12. Hurricane 8:33 (Desire) 1976
13. Changing of the guards 6:34 (Street Legal) 1978
14. License to kill 3:31 (Infidels) 1983
15. Silvio 3:05 (Down in the Groove) 1988
16. Dignity 5:28 (Oh Mercy outtake) 1998
17. Not dark yet 7:10 (Time out of Mind) 1997

2000年5月9日、Blood On The Tracks (LEGACY / COLUMBIA 65762) と The Freewheelin' Bob Dylan (LEGACY / COLUMBIA 65404) がそれぞれリマスターされて発売されると Legacy Recordings の New Releases ページで発表されています。それぞれアウトテイクのボーナストラックとボブ自身による新たなライナーノーツつきというのが約2年前からの噂ですが、詳細は不明です。

(手島さんに感謝)

全米で公開中の映画 High Fidelity (スティーブン・フリアーズ監督、ジョン・キューザック主演)の2000年3月28日発売サウンドトラック(UNI/HOLLYWOOD)にボブ・ディランの曲 Most of the time が収録されています。ちなみに映画の内容は、レコード屋を経営する音楽オタク青年が主人公のラブコメディです。

Wonder Boys のサントラに収録された古い曲 Shooting Star のようにリマスタリングされているかは、未聴ですので不明です（求情報）。

SonicNet Japan の記事 デジタル革命：ソニーのダウンロード計画が波紋を広げる によるとアメリカ・ソニー・ミュージック・エンターテインメント（SME）は、米国内で今月末までにはダウンロードによる音楽流通を実現させる予定である、と4月10日発表しました。 ソニーは日本で既に bitmusic として同様のサービスを始めています。

特別割引値段で1曲2ドル49セント(約260円）(メーカー価格は3ドル49/約365円）という割高感、 普及しているMP3ではなく ATRAC3フォーマットでの提供など不利な点も指摘されています。ボブの曲も提供される予定です。

2000年4月6日デンバー公演で、春の北米ツアーが無事終わりました。3月10日からの27日間で働いたのは23日、25公演こなしました。優秀なバックバンドの評価は高くなるばかりですが前ペダルスティール奏者バッキー・バクスターがバンドを離れたのは昨年の5月でした。

2000年3、4月北米を一緒にツアーした Asleep at the Wheel のドラマー デービッド・サンジャーのツアー日記がネット雑誌 Sonic Net に合計で4回分掲載されました。

2000年3月末、中山康樹著の単行本「ディランを聴け!!」(旬報社 発行 2000年,ページ 528,27P サイズ 19, \3,000円, ISBN4-8451-0620-5) が発売されました。

紹介文:(ジュンク堂書店のページより）
全513曲完全紹介『マイルスを聴け！！』でおなじみの元祖『聴け！！』の著者待望の第2弾！！完全データ・採点・ジャケット写真・アルバム＆ソングインデックス付

(宮坂さん村並さんに感謝)

本 Like The Night の作者 C.P.リーの新作 Like A Bullet Of Light... The Films Of Bob Dylan (paperback, ISBN: 1900924064, March 2000, Helter Skelter Ltd ) が2000年4月7日発売されます。詳しくは 彼のページへ。

またトレイシー・ジョンスン編纂 Encounters with Bob Dylan: If You See Him, Say Hello (Paperback, 0-9647009-2-1, February 1, 2000, Humble Press) も2月に発売されています。詳しくは Humble Press のページへ。

(リーさんに感謝)

公式サイト bobdylan.com で 1999年11月13日 Continental Airlines Arena(旧メドウランズ）公演から以下の未公開新音源6曲が RealAudio で発表されました。

• I Am The Man, Thomas,
• Song To Woody,
• It's Alright Ma, I'm Only Bleeding,
• Ring Them Bells,
• Visions of Johanna,
• Hoochie Coochie Man,

ちなみに今回も公開される2日前の2000年3月22日にはコロンビアからお知らせメールが届きましたので、購読していない方もこの機会に bobdylan.com表紙でメールアドレスを登録しメーリング・リストに加入すると良いかと思います。

ところで日本の sony music のボブ・ディランページも3月13日付でツアー日程を公開と、更新が持続しており日本の公式サイトとして今後の充実ぶりがますます期待されます。

雑誌レコードコレクターズ4月号P106〜109「コレクター紳士録」ページでボブ・ディラン・コレクターの立見さんが写真入りで紹介されています。古いレコードに興味のある方には面白い読み物かもしれません。

その後ツアーは北へ進み、冗談のような選曲もつづいています。

• Roving Gambler,
• I Am The Man, Thomas,
• Oh Babe, It Ain't No Lie,
• Duncan & Brady,
• Hallelujah, I'm Ready To Go,
• Somebody Touched Me

• Gates Of Eden (2000年3月25日ビリングズ)
• Dear Landlord (3月14日ヴィサリア)
• Drifter's Escape (3月15日サンタクルズ)
• Highlands(3月16日サンタクルズ)

• Hootchie Cootchie Man,
• Rock Of Ages,
• Big River,
• Pass Me Not, O Gentle Savior