オーストラリア/ニュージーランド旅行メモ
3. シドニー1日目
--- 1998年9月3日木曜日
- 前日夜18:30ブリスベン発のバスが朝8:40シドニー、セントラル駅北側の
グレイハウンド・パイオニア・バス前に到着。(隣はマカファティーズ)
到着した乗客にビラを配る安いホテルの客引きも現れる。
- 自分がセントラル駅のどこにいるのか判らぬままそばのお店で朝食。
コーヒーと玉子・ベーコン・トースト($5)。四角いトーストを対角線で
半分にカットしてあって、塩たっぷりかりかりベーコンと玉子で
胃もたれしつつ通勤する人たちを眺める。
- (ブリスベンよりも)アジア系の人たちが多い。チャイナタウンに近いせいか?
なぜか駅なのに果物屋と花屋がある。
- グレイハウンドの待合室に戻り無料電話つきホテル案内ボードを見る。
シドニー・ガイドやホテル案内、地図などがたくさん置いてある。
さっきの客引きのお兄さんのホテルはすごく遠く、ついてかなくて
良かったと思う。
- あまりにたくさんありすぎ宿選びに迷う。YHAやBackPackers も2つずつあり、
結局そこ(セントラル駅)から徒歩5分、空港へのバスもドアから出てる、という
The George Private Hotel (名前も好みだった)に決めて予約する。
ホテルへ歩く途中、YHAを駅の向かい、BackPackersは George St.に発見。
- The George Private Hotel
700A George Street, Sydney 2000
(02)9211 1800 (Ph. Faxとも)
一泊$39、キーデポジット$10、トイレ、シャワー共同
(そばにセブンイレブンがある)
- 目立たないサインと2階フロントへの階段が通りにあり、どこかの寄宿舎か
と思う部屋は殺風景で、狭いシングル・ベッドのスプレッドは青いパイル地。
- 夜行バスで足もしびれ疲れたので横になる。
- 夕方6時、シャワーをあびてボブ・ディラン・ファンの待ち合わせ場所である
Crystal Palace Hotel(のビストロ)へ行く。(ホテルの南方向徒歩8分くらい)
- コーヒーはなかったので紅茶をもらう(さすが女王の国)。初めて会う上
込み合う店なので頼んで呼び出してもらい、無事メールで連絡していた
ピーターさんに会う。
- 言われて気付くと、テーブル3つと立ち飲みしている人たちなどたくさんの
ボブ・ディラン・ファンがいて紹介してもらうが、あんまり多くて言われる
傍から名前を忘れてしまう。インターネットのニューズグループ rec.music.
dylan で知っている人などもいて、つたない英語で会話する。ニュージー
ランドまでご一緒することになるカーステンとも会う。
- The Australian Bob Dylan Society の第4回コンベンションや、写真展の
チラシなどももらう。ちなみに彼らは毎月第3木曜日にSurry Hillsで集会を
してまして、今回はコンサート特別集会という事だったわけです。
- ロバートさんという親切な人に会場まで案内してもらう。
途中工事中の歩道を歩きハイ・マーケットを左に、中華街の看板を見ながら
路上電車の線路をまたいでエンターテインメント・センターに到着(徒歩8分)。
- 窓口でチケットを受取る(ちゃんと確認番号も言う)。
ロビーの壁天井にそって、過去ここで公演した人たちの写真が飾ってあり
地元のミッドナイト・オイルの写真にオーストラリアを感じる。
ポップコーンとボトルドウォーターをロバートさんにおごってもらう。
この会場も荷物検査など皆無で客席への扉でチケットを見せて入場。
- 7:30 登場した前座を見つつ2階席でのんびり待つ。
- 8:05 パティ・スミス「ハロー・エブリバディ」と登場。
Patti Smith/Sydney Entertainment Centre
1. Waiting Underground
2. Whirl Away
3. Dead City
4. Redondo Beach
5. Summer Cannibals
6. Memento Mori/
Not Fade Away (Patti on Harp)
7. Ghost Dance
8. Beneath The Southern Cross
9. Rockin' in The Free World
- 聞いた話では前日シドニーのレコード店インストア・ライブをやったそうな
パティは少し体調が悪いらしく元気が無いものの、落ち着いた雰囲気で歌う。
何といってもMemento Moriで歌うように詩を読みあげるパティの声に合わせる
伴奏のリズムがスピードを加速させて Not Fade Away へとなだれ込む箇所は
素晴らしい!!! とまた感動する。
観客もパティが終わる頃には満員になっている。(50分)
- Bob Dylan/Sydney Entertainment Centre
1. Maggie's Farm
2. Tonight I'll Be Staying Here With You
3. Cold Irons Bound
4. Shelter From The Storm
5. Can't Wait
6. Silvio
7. Stone Walls And Steel Bars (acoustic)
8. Desolation Row (acoustic)
9. Tangled Up In Blue (acoustic)
10. Don't Think Twice, It's All Right (acoustic)
11. Blind Willie McTell
12. 'Till I Fell In Love With You
(encore)
13. Love Sick
14. Rainy Day Women #12 & 35
15. Blowin' In The Wind (acoustic)
16. Highway 61 Revisited
17. Forever Young (acoustic)
- パティがわりと気さくに喋ってくれた後なので余計に無口が目立ち、3曲目の
あと「サンクス・えぶりばでぃ」とボブがついに喋ると観客がどよめく。
私はDesolation Rowを楽しみにしてたので、この長い曲を聴けただけで
もうとても嬉しく感激する。
- どの曲でもボブは、バンドととても長い間奏をジャムる傾向があり、その
誰にも真似のできないギター演奏をする様が笑いを誘う。両膝をそろえて
腰をゆっくりかがめたり、そのまま片足で立ち顔をしかめるボブの姿を
私は双眼鏡で見る。(もちろん左右両隣の人たちと共用)
- ロバートさんと再び Crystal Palace へ戻って何か食べようとするも
もう食事はなくて紅茶もなくてビールを飲む。
- ニュージーランドまでご一緒することになるレイさんにも会い、翌日の
チケット入手方法のアドバイスをもらい「また明日」と挨拶して帰る。
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