ポール・サイモンとのツアーの中休み、1999年6月30日にNYマディソン・スクエア・ガーデンで行われる エリッククラプトン主催のベネフィット・コンサートにボブ・ディランの出演が決まりました。

1999年5月21日から6月26日までワシントンDCでダニエル・クレイマーの写真展がひらかれます。詳しくはゴヴィンダ・ギャラリーのページ、または Bringing it all back home page のページへ。また、同じくゴヴィンダ・ギャラリーで1999年5月15日に ディック・ウォーターマンの写真展が開かれました。

クレイマーはアルバム「バイオグラフ」のカバーになった写真など60年代半ばのボブ・ディランを撮影した素晴らしい写真でもよく知られています。ウォーターマンは60年代初めからプロモーターとしても活躍し当時の貴重なブルース写真を記録しています。彼が撮った1963-64年のボブとジョーン・バエズの写真はエリック・フォン・シュミットの本にも掲載されています。

rec.music.dylan / HWY61-L への投稿によると雑誌 US の最新号、雑誌 Rolling Stone 1999年5月13日号にボブの写真が一枚掲載されています。どちらも同じく、マドンナ、クリス・ロックと一緒に写っている写真です。アカデミー賞関連のパーティらしいとのことです。

公式サイト bobdylan.com performances で以下の新しい音源が公開されました。

雑誌 Q の 記事によると1978年のアルバム Street Legal がリマスターされました。プロデューサーのドン・デヴィートがボブを説得し今年の初めにエンジニア、ライアン・ヒューイットとマイケル・ブレアと共にリミックスしたそうです。ボブは結果に満足しているそうで発売日は1999年6月1日予定です。

1999年4月29日、ボブ・ディランのニューズグループ rec.music.dylan (メーリングリスト HWY61-L）に「ボブ・ディラン(58)心臓麻痺で死亡」という偽のニュースが流され大勢のファンを悲しませましたが、ボブは元気でした。

雑誌 Atlantic Monthly 5月号 Napoleon In Rags と題されたフランシス・デイヴィスによる文章が掲載されました。ボブ・ディランのポップ音楽に与えた影響を評論した長い文章です。また、雑誌 The New Yorker 1999年5月10日号には On the road with Bob Dylan というアレックス・ロスによる文章が掲載されました。

1999年5月5日 MTVの Celebrity Deathmatch で ボブ＆ジェイコブ・ディラン親子とジェリー＆ベン・スティラー親子が対決します。 この番組は有名人の粘土人形が死をかけてレスリングで戦うクレイメーション(粘土アニメ)だそうです。ベン・スティラーは「リアリティ・バイツ」などの映画を監督主演しており、父親ジェリーも俳優です。

Live 1966: "Royal Albert Hall" のアナログ盤がクラシック・レコードから発売されていますが、 Bob Links のページからはシリアルナンバー付きの限定版が購入できます。

1999年5月2日ドイツ、ミュンヘン公演でボブのヨーロッパ・ツアーは無事終わりました。ポール・サイモンとの夏の北米ツアーは、6月6日コロラド・スプリングス公演から33公演予定されています。

1999年4月25日スイス、チューリッヒ公演、アンコールに Little Steven と Nils Lofgren がゲストで登場しました。彼らは、翌日同じ会場で公演を行うブルース・スプリングスティーンの E Street band のメンバーです。

日本盤シングル NOT DARK YET 〜DYLAN ALIVE vol.2／NOT DARK YET が発売されました。

Hungry For Music から発売されている野球関係曲のコンピレーションCD DIAMOND CUTS にボブ・ディランの曲 Catfish も収録されています。

新しいアルバムを発表したトム・ペティですが Detroit Sunday Journal のインタヴューに答え、トラベリング・ウィルベリーズで再び活動するつもりだと答えています。詳しくはWall of Sound のページへ。

公式サイト bobdylan.com performances で以下の新しい音源が公開されました。

投稿によると、映画 DONT LOOK BACK の監督DAペネベイカーが CD Now の インタビューに答えています。 詳しくは CD Now のBrowse Music ページへ。

スペイン公演の記事が La Revista に掲載 されています。昔の写真などもあります。

1999年4月18日、"An All-Star Tribute To Johnny Cash" の模様が全米でテレビ放映されました。ボブ・ディランは Train of Love を現在のツアーバンド(推測)と演奏するビデオで登場していますが rec.music.dylan/ HWY61-Lへの投稿によるとボブの歴史上最高のテレビ・パフォーマンスで大いに笑えるそうです。ジョニー・キャッシュも "あんなに素敵なボブは見たことないよ" とインタビューで答えています。

雑誌MOJOの読者投票の結果、ロックの歴史上最高のヴォーカリストとしてジョン・レノンが選ばれました。ボブ・ディランは5位でした。

1999年3月30日から停止していたボブ・ディランのメーリング・リスト HWY61-Lですが、リスト・オーナー、モーリーン・ルブランクさんの事情好転により4月8日再開しました。

1999年4月7日ポルトガル、リスボン公演からボブ・ディランの欧州ツアーが始まりました。 93年以来の You're Gonna Quit Me や78年以来の Fourth Time Around も登場しています。また初日には Tryin' To Get To Heaven が初めて演奏されました。

その他構成にも変更が見られます。現在のところ、メインセット13曲前後の前半がアコースティック後半がエレクトリック、アンコールが3､4曲(うちアコースティック1曲)となっています。

ここ数年はメイン13曲前後の 6､7曲目から3､4曲がアコースティック、アンコールが3､4曲(うちアコースティック1､2曲)という構成で安定していたので注目すべき変化です。欧州ツアーは5月2日まで、21公演が予定されています。

ジョニー・キャッシュ・トリュビュート・コンサートが1999年4月6日NYで行われました。ボブ・ディランは欧州ツアーのため会場には現れませんでしたが、録画した Train Of Love の演奏をおくりました。その他ワイクレフ・ジョン、シェリル・クロウなども出演しキャッシュ自身も19ヶ月ぶりに舞台にたち喝采をあびたコンサート "An All-Star Tribute To Johnny Cash" の模様はターナー・ネットワーク(TNT)で4月18日に放映される予定です。